歴史と文化、自然が調和する古河市の魅力を満喫!
古河市(こがし)は茨城県の西端に位置し、歴史ある城下町として栄えてきました。江戸時代の古河藩にまつわる遺産から広大な公園、美術館まで、バラエティ豊富な観光スポットが点在しています。ここでは、そんな古河市を訪れるならぜひ立ち寄りたいおすすめスポットを厳選してご紹介します。
古河歴史博物館
所在地(Google Map)
茨城県古河市中央町3丁目10−56
概要
古河歴史博物館は、市政40周年を記念して1990年11月3日に開館した博物館。江戸時代に栄えた古河藩に関する貴重な資料をはじめ、古河城の出城跡に建つ建築自体も見どころの一つです。建築家・吉田桂二の設計による独創的な建物は、日本建築学会賞や公共建築賞を受賞するなど高い評価を得ています。
おすすめポイント
- 古河城ジオラマで当時の姿を実感
江戸時代後期の古河城下町が1/350サイズで再現されており、当時の城郭や町の様子を詳細に知ることができます。 - 貴重な洋学資料の数々
古河藩家老・鷹見泉石(たかみせんせき)が収集したオランダ地図や理化学機器などを中心に、幕末の知識と文化の広がりを感じられます。 - ストリートオルガンがお出迎え
入口にあるオランダ製のストリートオルガンは撮影が可能。珍しい楽器の音色に触れてみるのもおすすめです。 - 併設施設との共通券あり
古河文学館や篆刻美術館との共通券が用意されており、合わせて巡ると古河の歴史と文化をより深く味わえます。
古河公方公園
所在地(Google Map)
茨城県古河市鴻巣399−1
Webサイト
http://www.koga-kousya.or.jp/koga-park/
概要
2015年に愛称として「古河公方公園」と名付けられたこちらは、広大な敷地と豊かな自然が魅力の公園です。中村良夫氏の監修による「有為転変の風景」をテーマとした園内は、歴史遺構と美しい景観が交錯する憩いのスポット。ユネスコとギリシャが主催する「メリナ・メルクーリ国際賞」を受賞した実績もあり、文化景観の保護や管理における取り組みが評価されています。
おすすめポイント
- 春の桃まつりで華やぐ桃林
2000本以上の花桃が咲き誇る「古河桃まつり」は見応え抜群。毎年3月下旬から4月上旬にかけて、多くの観光客で賑わいます。 - 豊かな水辺と季節の花々
園内には復元された御所沼があり、季節ごとの花や水鳥の姿も楽しめます。散策路でのんびりと歩いてみるのもおすすめです。 - 民家園で体感する昔の暮らし
旧飛田家住宅や旧中山家住宅など、歴史的な建造物が公開されており、古き良き日本家屋の雰囲気をじっくり堪能できます。 - 憩いのカフェで一休み
園内にあるガラス張りの飲食施設では、季節のスイーツや軽食を味わいながら、美しい庭園を眺めることができます。
古河城
所在地(Google Map)
茨城県古河市中央町3丁目10−56
概要
戦国時代に築かれた古河城は、かつては関東屈指の要衝として多くの大名がここを治めてきました。現在は渡良瀬川の河川改修により本丸跡が失われていますが、諏訪曲輪など一部に往時の姿をわずかにとどめています。周辺は緑豊かな公園として整備され、歴史的景観を感じられるスポットです。
おすすめポイント
- 歴史ロマンを感じる城跡散策
土塁や堀の痕跡から、当時の城郭の壮大さを想像することができます。桜のシーズンには花見スポットとしても人気です。 - 隣接する古河歴史博物館とセットで楽しむ
古河城の歴史を深く知りたい方は、ぜひ隣接の古河歴史博物館へ足を運んでみてください。展示資料が充実しており、より理解が深まります。 - 城下町散策で風情を満喫
古河城周辺には町屋が点在し、歴史を感じる街並みが広がります。ぶらりと歩けば、新たな発見があるかもしれません。
古河街角美術館
所在地(Google Map)
茨城県古河市中央町2丁目6−60
概要
大正時代に建てられた蔵を利用し、1995年に開館した古河街角美術館。コンパクトながらも味わい深い建物で、古河市にゆかりのある作家の作品展や、書や絵画など多彩な展示が行われてい ます。古い蔵の趣とアートが融合した、ほっと落ち着ける空間です。
おすすめポイント
- 蔵を生かした独特の雰囲気
石造りの重厚感と和の風情が漂う館内は、小規模ながら静かでゆったりした鑑賞体験を楽しめます。 - 無料や手頃な企画展もあり
地域の芸術家のグループ展や、子どもたちの作品展示など、気軽に立ち寄れる催しも数多く行われています。 - 街並み散策とセットで
美術館周辺には歴史を感じる建築が点在。古河ならではの街角散策を楽しみながら、アート鑑賞を組み合わせてみてはいかがでしょうか。
篆刻美術館
所在地(Google Map)
茨城県古河市中央町2丁目4−18
概要
1991年3月に開館した、日本初の篆刻(てんこく)専門美術館。約100年前に建てられた商家の石蔵を改修・利用しており、大谷石の独特の風合いや歴史的建造物としての価値も見逃せません。篆刻とは、古い書体を石や木に刻み、朱色の印泥で押し、その印影を芸術として楽しむ文化。書と彫刻が融合した奥深い芸術世界を堪能できます。
おすすめポイント
- 貴重な篆刻作品を間近で鑑賞
古河市出身の篆刻家・生井子華(いくい・しか)の作品を中心に、著名な作家の作品も数多く展示。印章芸術の魅力をたっぷり味わえます。 - 建物自体が見どころ
登録有形文化財に指定された石蔵は、3階建ての造りが珍しく、和と洋が調和した趣があります。 - 篆刻体験に挑戦できる
週末・祝日を中心に篆刻の体験講座が開かれています。石を彫る独特の感触を楽しみながら、自分だけのオリジナル印を作ってみてはいかがでしょう。
道の駅まくらがの里こが
所在地(Google Map)
茨城県古河市大和田2623
Webサイト
http://www.dynac-japan.com/michinoeki-koga/
概要
国道4号沿いにある茨城県内最大級の道の駅。広大な駐車場と多彩な施設を備え、ドライバーの休憩はもちろん、地元のグルメや特産品を楽しむスポットとしても人気です。
おすすめポイント
- 新鮮な地元野菜や特産品が豊富
地元農家さんから直送される野菜や、茨城ならではの名産品が充実。お土産選びにぴったりです。 - ボリューム満点の食事処
海老天や野菜がたっぷり乗った天丼などのメニューが人気で、味噌汁も具だくさん。満足度が高いと評判です。 - 休憩に便利な充実施設
フードコートや休憩スペース、コンビニも併設しており、長距離ドライブの途中でも気軽に立ち寄れます。
おわりに
古河市は、関東平野の豊かな自然の中に、長い歴史と多様な文化が色濃く息づく魅力あふれる街です。古河歴史博物館をはじめとする歴史スポットから、大規模な公園、美術館、そして道の駅まで、見どころは尽きません。季節ごとのイベントや花の名所、地元のグルメなども楽しみながら、ぜひ古河の奥深い魅力を堪能してみてください。