北海道の豊かな自然に触れながら、地元の歴史や化石の魅力を体感できるスポットがある中川町。ここでは、廃校を活用したユニークな博物館をはじめ、白亜紀の神秘を堪能できる見どころがそろった「中川町エコミュージアムセンター」をご紹介します。
中川町エコミュージアムセンター
所在地(Google Map)
北海道中川郡中川町安川28−9
Webサイト
http://city.hokkai.or.jp/~kubinaga/index.html
概要
「中川町エコミュージアムセンター」は、1999年に廃校となった町立佐久中学校をリノベーションした複合施設です。校舎部分は宿泊研修などに利用され、体育館を活用した博物館エリアでは、アンモナイトをはじめとする数々の化石標本や、国内最大級とされるクビナガリュウの復元骨格が展示されています。管理はNPO法人エコール咲くが担っており、地域の自然と文化を余すところなく伝える「ふるさと学習」の拠点としても機能しています。
おすすめポイント
- アンモナイトなど化石の豊富な展示
過去に数多くのアンモナイトが発掘されてきた中川町。その化石が所狭しと展示されており、一部には虹色の真珠光沢を残す貴重なアンモナイトもあります。白亜紀の海を想像しながら、壮大なロマンを感じられます。 - 迫力あるクビナガリュウの全身復元骨格
全長11メートルにも及ぶクビナガリュウの復元骨格は、来館者を圧倒する迫力。白亜紀後期の海に生息したとされる姿を間近で見ることができます。 - 子どもも楽しめる体験プログラム
夏季には「森の学校」や化石発掘体験コーナーなど、子どもから大人まで楽しめる体験プログラムを多数開催。学芸員さんも親切で、好奇心をくすぐる工夫が随所にあり、家族連れに好評です。 - リーズナブルな入館料
入館料は200円と手頃な価格で、気軽に立ち寄れます。化石好きな方や、珍しい博物館を巡りたい方にぴったりのスポットです。 - 季節やイベントごとに変わる魅力
冬季(11月から4月頃)には休館日や開館時間が変わる場合があるため、事前に公式サイトで確認すると安心です。季節によって違った展示イベントや学習プログラムがあるので、何度訪れても新しい発見があるでしょう。
おわりに
北海道の雄大な自然を背景に、化石や地質学の魅力を存分に体験できる「中川町エコミュージアムセンター」は、過去と現在が交差する貴重な学びの場です。廃校を活かした独特の雰囲気と充実の展示内容が合わさり、訪れる人をわくわくさせてくれます。中川町を訪れた際は、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。