仙台空港や仙台市からのアクセスも良い名取市は、豊かな漁業と歴史、そして神社仏閣や古墳群など、見どころが多彩な街です。今回は、その中でもおすすめしたいスポ ットをご紹介します。
ゆりあげ港朝市
所在地(Google Map)
宮城県名取市閖上5丁目23−20
Webサイト
http://yuriageasaichi.com/
概要
名取市の閖上地区にある「ゆりあげ港朝市」は、新鮮な海の幸や地元の野菜、名産品を求めて大勢の人が集まる活気ある朝市です。昭和51年の自然発生的な開始から地元に深く根付いており、平成23年の震災被害から見事に復興を遂げ、メイプル館との連携も図りながらさらに魅力を発信しています。
おすすめポイント
- 新鮮な海産物と食べ歩き
早朝から多くの人で賑わい、買った魚介をそのままバーベキューで味わったり、海鮮丼やラーメンなどバラエティ豊かなグルメを楽しめます。厚切りの魚やセリ鍋など、冷えた身体を温めてくれる絶品料理も評判です。 - 家族みんなで楽しめるイベント
初市やせり鍋祭など季節ごとの催しがあり、訪れるたびに新しい体験ができます。親子で参加できる「せり市」も人気です。 - アクセスの良さ
朝市会場は駐車場も広く、車でも行きやすい立地。ただし混雑しやすいので、早めの来場がおすすめです。
雷神山古墳
所在地(Google Map)
宮城県名取市植松山1
概要
東北地方最大規模の前方後円墳で、国の史跡に指定されています。4世紀末から5世紀前半に築造されたとされ、広大な墳丘や周濠、周堤がしっかり整備されており、散策しながら歴史に想いを馳せることができます。
おすすめポイント
- スケールの大きさ
全長約168mという迫力ある墳丘は見応え十分。後円部頂上にある雷神を祀る祠が名の由来です。 - 気持ちの良い散策路
遊歩道が整備され、墳丘の上からは名取の町並みも一望。のんびり歩いても楽しめるのでハイキング気分で訪れることができます。 - 周辺の古墳巡り
近くには陪塚とされる小塚古墳もあり、歴史好きには見逃せないエリアです。
熊野那智神社
所在地(Google Map)
宮城県名取市高舘吉田舘山 字舘山8
Webサイト
http://kumanonati.com/
概要
名取熊野三社の一つで、縁結びや開運など多彩なご利益で知られます。高台にあるため、名取平野や海を望む見晴らしの良さも魅力的。境内には樹齢800年以上の御神木や、猫が多く 暮らす和やかな空間が広がり、訪れる人の心を癒やしてくれます。
おすすめポイント
- 絶景の展望とパワースポット
高台から望む名取市街や海の眺めは圧巻。天気のいい日はより一層清々しい雰囲気で参拝できます。 - 縁結びで有名
夫婦神を祀っていることから「結びの社」として信仰を集めています。カップルや家族連れでの参拝におすすめ。 - 可愛い猫たち
神社境内で暮らす十数匹の猫たちが人懐っこく迎えてくれ、訪問の楽しみの一つになっています。
飯野坂古墳群
所在地(Google Map)
宮城県名取市飯野坂5丁目3
概要
国の史跡に指定されている古墳群で、4世紀末から5世紀にかけて築造された前方後方墳や方墳が点在します。東北地方では珍しい形状の古墳が多く、歴史ファンの間でも注目を集めるスポットです。雷神山古墳に近く、合わせて訪れるのもおすすめです。
おすすめポイント
- 多彩な古墳形式
前方後方墳や方墳など、他ではあまり見られない形状の古墳を複数見学できます。 - のんびり散策
周囲は丘陵地帯で緑が多く、ゆったりとした雰囲気の中を歩きながら歴史に触れられます。
十三塚遺跡
所在地(Google Map)
宮城県名取市手倉田山 Unnamed Road, 山
概要
縄文時代から古墳時代にかけての住居跡や土器が発見されるなど、長い歴史を持つ遺跡です。運動公園として整備されている場所もあり、歴史学的にも貴重な発見が続いたエリアとして知られています。
おすすめポイント
- 弥生文化の足跡
弥生中期以降の土器などが見つかっており、東北地方への稲作文化の伝来を知る上でも重要な遺跡です。 - 自然とスポーツ施設
周辺には公園やスポーツ施設もあり、散策や運動がてら気軽に立ち寄れます。
五社山
所在地(Google Map)
宮城県名取市愛島笠島 五社山
概要
五つの社が祀られていることが名の由来とされる、自然豊かな山です。古くから信仰を集めており、四季折々の景観が楽しめるハイキングコースとしても人気があります。頂上付近からの眺望は開放感にあふれ、リフレッシュにぴったりです。
おすすめポイント
- 四季折々の絶景
春の桜や秋の紅葉など、シーズンごとに表情を変える山の景観が魅力です。 - 初心者でも歩きやすい登山道
整備された道が多く、軽いトレッキング感覚で山頂を目指せます。
藤原実方(実方中将)の墓
所在地(Google Map)
宮城県名取市愛島塩手字 北野42
概要
平安時代中期の歌人で、「中古三十六歌仙」に数えられる藤原実方の墓と伝えられる場所です。都から陸奥へと赴任した実方は、名取市愛島の地で急逝したと言われています。西行や松尾芭蕉も訪れ、その死を悼んだと伝わる静かな史跡です。
おすすめポイント
- 平安時代のロマン
歌人として活躍した貴族の墓所に触れることで、古の文化や文学世界を感じられます。 - 周辺の竹林や自然
墓の周囲は竹林に囲まれ、静かで厳かな雰囲気。ゆったり散策するのに最適です。
おわりに
名取市には、新鮮な海産物が並ぶ朝市から、東北最大の古墳、歴史ある神社や遺跡まで、幅広い魅力が点在しています。市内を巡ることで、海と山、そして古代から続く文化の深さを存分に感じられるはずです。ぜひ足を運んで、名取市ならではの歴史や風景をお楽しみください。