四季折々の自然と、歴史や文化 を体感できる宮田村。中央アルプスの麓に広がるこの村には、美しい山々や公園、歴史的建造物など魅力的な観光スポットが点在しています。今回は、宮田村を訪れたらぜひ足を運んでほしいおすすめスポットをご紹介します。
マルス駒ヶ岳蒸溜所(旧称:マルス信州蒸溜所)
所在地(Google Map)
長野県上伊那郡宮田村4752-31
Webサイト
https://www.hombo.co.jp/factory/shinshu.html
概要
マルス駒ヶ岳蒸溜所は、1872年創業の本坊酒造が1985年に設立したウイスキー蒸溜所。中央アルプス木曽駒ヶ岳のふもと、標高約800メートルの場所に位置しています。一度はウイスキー不況の影響で蒸溜を休止しましたが、2011年に再開。その後、2020年には大規模リニューアルを行い、最新設備を導入してさらなるウイスキーづくりに取り組んでいます。
おすすめポイント
- 自然と調和した蒸溜所
太田切川の清流と四季の移ろいを感じる美しい景観が魅力。朝一番に訪れると澄んだ空気と川のせせらぎが心地よく、散策を楽しめます。 - 無料見学ツアー&ビジター棟
蒸溜所内は自由に見学でき、ビジター棟では有料のウイスキー試飲バーも完備。アルコールが弱い方でもウイスキー特有の香りを楽しめます。 - 限定ウイス キーやクラフトビール
ショップではここでしか購入できない限定ウイスキーやビールを販売。南信州ビールのアップルホップなど、多彩な商品が揃います。 - アクセスの良さ
伊那中部広域農道からこまゆきロードに入ってすぐ。川向かいにはキャンプ場もあり、自然を満喫しながら立ち寄れるスポットです。
宮田総合公園 ふれあい広場
所在地(Google Map)
1926-9 (その他) 宮田村 上伊那郡 長野県 399-4301 日本
Webサイト
http://www.vill.miyada.nagano.jp/index.php?f=hp&ci=10452&i=11499
概要
広々とした敷地を誇る宮田総合公園 ふれあい広場は、スポーツやレクリエーションを楽しむ地元の憩いの場所。子どもから大人まで多くの世代が思い思いにリフレッシュできる、開放的な公園です。
おすすめポイント
- ジャンボ滑り台や充実の遊具
ローラー式の長い滑り台が人気のほか、水遊びができる小川など、子どもが存分に楽しめる設備が充実しています。 - 小平奈緒選手の手形モニュメント
スピードスケート選手・小平奈緒さんが幼少期にローラースケートの練習をしたゆかりから、手形の石碑も設置されています。 - ピクニッ クや散策に最適
芝生エリアではレジャーシートを広げてのんびり過ごすのがおすすめ。紅葉シーズンは遠くに見える山々とのコントラストも見事です。 - 無料で遊べる嬉しさ
駐車場も公園の設備も基本無料。家族連れや友人同士で1日中楽しむことができます。
宮田宿本陣 旧新井家住宅
所在地(Google Map)
長野県上伊那郡宮田村(その他)1926
Webサイト
https://www.vill.miyada.nagano.jp/government/pages/root/profile_miyada/10480-079/10480-090/11210
概要
江戸時代、伊那街道の宿場町として発展した宮田宿。その本陣を担っていた旧新井家住宅は、江戸期の建築様式を今に伝える貴重な建物です。広い屋敷や門などが移築・復元されており、当時の旅人や大名の往来を偲ばせる歴史的な雰囲気を味わえます。
おすすめポイント
- 江戸時代の面影を体感
母屋や座敷棟、門や土蔵が当時の姿をよく残しており、宿場町の本陣としての壮大さを感じることができます。 - 落ち着いた庭と建築美
石置き板葺屋根や細部にこだわった木造建築など、職人の技が随所に生かされた日本家屋の美しさは必見。 - 地 域の歴史を学べる
室内には資料展示や音声ガイドがあり、宮田宿の歴史や文化についてわかりやすく学ぶことができます。
木曽駒ヶ岳
所在地(Google Map)
長野県上伊那郡宮田村 木曽駒ヶ岳付近
概要
標高2,956mを誇る中央アルプスの最高峰・木曽駒ヶ岳。千畳敷カールや宝剣岳、中岳、伊那前岳などが連なる山々からは、日本百名山ならではの壮大なパノラマが広がります。ロープウェイを活用すれば、山頂付近まで気軽にアクセス可能。四季折々の高山植物や紅葉、時には雷鳥やオコジョといった貴重な野生動物に出会えることもあります。
おすすめポイント
- ダイナミックな稜線歩き
乗越浄土から続く稜線は、雲海を見下ろす絶景コース。晴れていれば遠く富士山まで望めます。 - 高山植物の花畑
夏はチングルマやミヤマキンバイ、コマウスユキソウなど可憐な花々が斜面を彩り、登山の疲れを癒してくれます。 - 歴史に触れる一面
山頂近くには、1913年に起こった大量遭難事故を伝える記念碑や、遭難の舞台となった濃ヶ池への道もあります。新田次郎の小説『聖職の碑』で描かれた悲劇の舞台に想いを馳せることができる、貴重な場所です。 - 初心者から上級者まで楽しめる
ロープウェイや複数の登山ルートが整備されており、気軽なトレッキングから本格的な縦走登山まで好みに合わせてプランを立てられます。
こもれ陽の径
所在地(Google Map)
長野県上伊那郡宮田村(その他)
Webサイト
http://www.vill.miyada.nagano.jp/index.php?f=hp&ci=10452&i=11517
概要
その名のとおり、木々の間から差し込む柔らかな光が印象的な散策路。四季折々に変化する風景と穏やかな森の空気は、日頃の喧騒を忘れさせてくれます。ゆったりハイキングを楽しむのにぴったりです。
おすすめポイント
- 森の癒し効果
小鳥のさえずりや木々の香りを感じながら歩くと、自然と心身がリフレッシュされます。 - 季節ごとの風情
新緑の頃には萌黄色の世界、紅葉シーズンには鮮やかな赤や黄のグラデーションを楽しめます。 - アクセスしやすいロケーション
宮田村中心部からそれほど離れておらず、車でも公共交通機関でも比較的訪れやすいのが魅力です。
おわりに
歴史を肌で感じられる文化財から、家族で遊べる広大な公園、そしてアルプスの大自然まで、宮田村には幅広い魅力が詰まっています。アクセスもしやすく、季節ごとに違った楽しみ方ができるのも大きなポイント。ぜひ実際に足を運んで、宮田村でしか味わえない特別な時間を過ごしてみてください。